着信があると苦しくなる。
父方の叔父からだ。
当然のごとく父絡みの話しだろう。
それしかない。
父が物忘れが激しいので病院に行くよう
役所の人に言われたらしいよ
と言う話しだった。
本当は私が付き添うべきなんだろう。
叔父もそれを望んで電話してきたのだろう。
そんなことはわかっている。
でも出来ません。無理だから。
その気持ちをそのまま言葉にする。
叔父も「そりゃそうだろうな。」と
叔父もここ最近
ずっと感じていた父への
不信感を語りだした。
叔父と父は年が離れているので
叔父が物心つく頃にはもう父とは
一緒に暮らしていなくて
その変わり者ぶりをも
あまり知らなかったらしい。
良いところしか見えてなかったんだ。
それがこの歳になって
ハッキリ色々見えてきたと。
一般常識がないと。
だからずっとずっと私は言っていたのに…
よくある思春期に
娘が父親を嫌うようなもの位にしか
思ってなかったんだと思う。
でも違うでしょ?
そう問うと妙に納得される。
あんなこともこんなことも
もっともっとたくさんの
親とは思えない事があったのよ…。
叔父は気にかけてくれる。
ありがたい存在なんだろうけど…。
どうしても私は父とは会えない。
期待には応えられない。
そんな風にしか
思えない自分にも悲しくなるけど。
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