T子から告げられた事

T子としばらく会わない日々が
続いていたけど、
久しぶりにT子からランチに誘われて出掛けた。


そこでT子から大病を患っていると
涙ながらに告げられた。


しかしおかしい。

その大病なら少なからず
痩せるであろう状態なのに
目の前のT子はランチにデザートまで
平らげた。

堪らずに聞いてしまう。

「痩せたりしないんだね…」

すると
「◯◯(←私の名前)と会っていないとき
痩せちゃったけど、今は元に戻ってきた…」と。



もう絶対おかしい。



私の頭の中で??????がいっぱい。


更にどこの病院にかかってるの?
と聞いても「有明の方」と言うばかりだった。
以前なら事細かに話しただろうに…。


嘘をついてる?
そう思えるけど
これまでの楽しかった思い出が…
友達に嘘をつくことなんてしないよな…
そんな訳ないよな…

友達なのに疑うなんて…自分最低だな…
と思う気持ちがせめぎ合う。


でも物を食べながら
涙を流すT子を目の前にしても
私は1滴も涙が出てこなかった…。


「入院とかになったら出来る事はお手伝いさせてね。」
そう言う事で精一杯だった。


言葉には出さなかったけど
T子は私が信じていないと感じたんだと思う。


それからしばらくは何もなく数ヶ月が過ぎた。



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